本日は元会社の専務の告別式で、残念ながら参加できない。
月曜なので、まだ鍵を預けられない小さい子供の学校帰りを待つ為だ。
しかし、心は告別式に飛んでいるし、沢山お話をしてから別れたい。
今年の年賀状には「会って思い出話を沢山したい」と書いた私、
何か所謂「虫の知らせ」だったのでしょうか・・・
その前に、10月か11月の頃には特に用事もないので電話をした、
ただ、専務に会いたいから、茨城へ行ってもいい?と聞いた。
去年の秋頃に一度会って、ガンと聞いてしまったから・・・
でも、専務が言うには、
「来なくていいよ、そんなもん、風邪も治ったし、抗がん剤治療しているから」
父がガンになってから抗がん剤治療しても苦しむ姿を見ていた幼年時代、
痛みに耐え、栄養吸収できずに体が小さくなって、
そんな自分を見せたくないから、パパっ子だった私を近寄らさなくて・・・
お爺ちゃんはガンの転移か、顔面まで歪んでしまったのも覚えている。
会いたくなる私の気持ちよりも、治療している専務の気持ちを思い、
物分りが良すぎる私は、そのまま「またね~」で電話を切ったのが最後だった。
ご本人にはきっとそれで良かったのだと思う・・・気持ちが届いている筈。
しかし、あれだけお世話になった専務に最後まで会えずにいる私は、
心の奥にそっと、そっと後悔の念がまだ渦巻く。